ちょっと思うこと

2004年11月23日
こちらに来てもう11ヶ月。

数ヶ月前に本屋で声を掛けられ親しくなったオランダ人のナターシャ。実際会ったのは(声を掛けられた時以外に)2度ほどしかないけど、お互い年も近く考え方も近いものがあり、友達と呼べる一人である。

その彼女と彼女のボーイフレンドは、この国にがっかりしてしまい、帰国することになった。

はじめて会ったとき、彼女はこの国でカルチャーショックを受け、とても自分が外国人であることを感じさせるとぼやいていた。何を期待してこの国に来たのかはわからないが、とても驚いたと同時にちょっと悲しくなった。


私は見た目から外国人だし文化だって西洋文化に影響はされているものの、昭和初期に生まれた純日本人の両親にそれなりのしつけと教育と価値観を植え付けられ今日まで育ったわけで、そんな私がカルチャーショックとか自分が外国人であることは感じるのはやもえないと思っていたが、やはり同じヨーロッパでも国が違うとやはり異国なのだなと感じさせられた。

もっと驚いたのは彼女自身だったろう。英語も少し訛りはあるけれど話せるし、人なつこい性格の彼女は、いままでイギリスやフランス・イタリアにいたけど、こんなに思いをしたのははじめてだと言っていた。

彼女が悪いわけではないし、この国の人たちが悪いわけでもない。ただ、彼女が会った人たちや場所や、いろいろなこと全部が連鎖して悪い方向へ向かっただけなんだろうと思う。
もう少しこの国の事を知りたいからと、2月に戻ってくると言っていた。今度は、車で旅行をするらしい。この町以外の所で違う人たちと出会って、彼女の考えも変わることを願う。

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