愛ってやつは。

2003年9月6日
7月からやっている「フリーダ・カーロとその時代」をBunkamuraザ・ミュージアムへ観にいった。


フリーダ・カーロと同じ時代をメキシコで生きた4人の画家と2人の写真家も一緒に展示されえていた。
7人とも女性で、その時代(1920〜1960くらい)にもっとも活動的に社会を風刺した作品や自己への葛藤・母性愛・憎しみを描いた。いろいろあったけど何となく身近な感じをうけたのは、女性だったからからかなぁ。


もともとあまりartに詳しいほうではないし、どちらかというとシュルレアリスムは苦手なほうだった。
想像力を駆り立てて面白いけどね。バックグランを知らないから、どんどん勝手に想像する。
苦手だったけれども今回の作品たちは、メキシコって土地のせいかもしらない、色が鮮やかできれいだった。フリーダの作品はみてて悲しくなったけれどもそれとは裏腹にエネルギッシュでもあった。なんとも不思議だ。
固執した愛、と母性。
すごい美人なのに、あんな不誠実で不細工な旦那に拘ったんだろう。人それぞれだけどさ、美人で才能もあったんだから、もったいないわ。
って、そんなことできない時代だったのかもしれないけどさ。
とりあえず、フリーダは不誠実な旦那をディエゴと2回結婚してんだけど、その頃の絵は妻としての愛というより、母性の象徴。
また、彼女は流産により子供が産めない体になってしまったことへの葛藤もあったのかもしれないなぁ。


人事でもうしわけないけど、自分の葛藤や悲しみを絵や唄や詩や小説で表現できる人って羨ましい。
本人たちは表現しているつもりはないこかもしれないのかもしれないけどさ。
あぁそうか、国語の授業と一緒で作品に隠れる作者の意図を推理してるようなもんか、そんなもん作者に聞かないとわからんだろう?と捻くれた私のテストの点数は散々だったっけ。

物事はそれぞれ見る人によって見方がかわるんだもんねぇ。

そういえば、今フリーダ・カーロの半生を描いた映画もBunkamuraで上映中。観てないけど、面白そう。

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