もの

2003年3月30日
かなり物持ちがいい方だと思っている。
大切にしまって置くわけではないが、気が付くと数年使用しているものが多い。
そういったものは必ずと言っていいほど、購入時に時間をかけて吟味し、多少値が張っても「原価償却期間」を考えればかなりリーズナブルだと思い購入している。

だけど、その反対に絶対に「手に付かない」ものもある。

私にとっての「手に付かない物」は「傘」。
3ヶ月と持ったためしがない。
だいたい電車の中に忘れてくることが多く、最近では忘れても追跡さえしなくなった。
以前、自分のアホさに呆れて「きっとベラボウに高い傘を買ったら忘れないに違いない」と思い、1万円近くする傘を買った時はさすがに数年もったが、最終的には盗まれて私の手から離れていった。やっぱりそんな運命。


「傘」に関しては長年そんなだから諦めているけれど、今回本当に「手に付かない物」ってあるんだぁって思う出来事が。

一昨年の年末に購入した携帯。


それまで使っていた携帯は、大よそ5年程使用ていた(物持ちの良さを自負します)。
で、少し故障も出てきたので新機種購入した。


この携帯、古い携帯のバッテリーが不安定でデータの移行が出来なくて手入力したり、(今まで一度もなかった)飲んでてお店に忘れて帰ったり、家出のドリッピーのように何処かに彷徨ったりして家中探したり、年始に突然バッテリー不良になって使えなくなったり、今までに遭遇しなかった事が度々起こった。
そして、最期は水没。



そういう運命を予測していたのか、あまりショックじゃなかった。
本当に「手に付かない物」ってあるんだなぁとちょっと感慨深くなり、この携帯とすごした1年ちょっとはなんだったんだろうと、そして振り回された時間とあっけない別れは私に何を語り掛けていたのだろうと哲学的なってしまった。

「お前はいったいなんだったんだー!」


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