12人の優しい日本人

2003年1月13日
今更って感じだが、昔の映画です。

12人の陪審員が、美人で若い被告人が暴力夫を殺した事件の有罪か無罪かを話し合うストーリー。
もちろん日本には陪審制度はないので、あくまでもフィックションですが、「日本人」をリアルに表現したある意味興味深くて面白い作品だった。

「ただなんとなく、無罪な気がする」という陪審員。
「議論したいから」という理由で有罪か無罪か意見を変える陪審員。
「理論的観点から」なんて言っておきながら、ただあったこと聞いたことをそのまま復唱し、人の立派な(立派に聞こえる)意見に感化され意見を変える陪審員。
「美人で若い奥さん」を持った被害者に嫉妬し、無罪を主張する陪審員。
「どちらでも」とone of themになりたがる陪審員。
「以前自分が有罪にして後味かわるかったから」という陪審員。
「加害者の美人で若い人妻」を自分の逃げた奥さんと重ねてしまい頑固までにも有罪を主張する陪審員。
「議論に参加出来ない」陪審員。
「自分の意見が通らないと黙りを決め込む」陪審員。
「かわいそうだから」と無罪を信じる陪審員。
「陪審員を演じる」陪審員。
「客観的に考え建設的な意見が述べられる」陪審員。


物語だからキャラが極端だけど、それでもやっぱり「日本人には陪審制度は向かない」と思ってしまった。
だってなんとなく、自分もどれかのキャラに当てはまりそうだし、周りに居そうだもんこういう人たち。

ストーリーは、加害者に殺意はなく正当防衛になるので「無罪」という満場一致になり話は終わります。


日本人は優しすぎるのかしらね。


***************
さて昨日観た「アイルランドグルメ旅」の感想を・・・・


おおよそ私の予想は当たっていました。
今回は西海岸中心です。ゴールウェー近辺。
ゴールウェーは私の一番好きで住むならゴールウェーと思っている、とっても雰囲気のいい町。
なんか懐かしかったわーーー。

期待通りというか、やっぱり超グルメなんて何処にもなかったよ。無理矢理超豪華に仕立て揚げた感じで、笑っちゃったよ。

Irish afternoon teaってなんだよ。バリーズの紅茶とスコーン(ここまでは良い)、そしてソーダブレッドってどういうこと??ひっくりかえっちゃったよ、思わず。
豪華セレブの○秘パーティーって、オイスター祭りのreception partyだったんだけど、普通のsocial partyと変わりません。料理が豪華って分けでもなく、タダみんな飲んで踊って、ほんと普通だったわ。

発見は、ゴールウェーから南下した所にある小さな町「Lisdoonbarna-リストンバーナ」。ここはmachmaking Partyが本気でやっている町。町を挙げてというより国を挙げてのイベントです。
アイルランドのフォークだけど有名な歌で「Lisdoonbarna」と歌詞に入っている歌があるのだが、それがMachmakingの事を歌っているのは分かっていたけどその「Lisdoonbarna」がまさか町の名前であるとまでは理解できてなかった。ほとんど合い言葉みたい。
なんか、納得。

アイルランドらしい素朴さが全面に出ていて思ったよりよかった。それにアイルランドへ行く人増えそうってかんじ。
安達ユミと山田マリアと出川哲朗と東幹久は、かなりうざかったけど。

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